こんな悩みを解決
- ADとして働く場合、正社員と派遣社員はどちらがおすすめ?
- 正社員のメリットやデメリットは?
- 派遣社員のメリットやデメリットは?
テレビ業界で10年以上働いている僕が実体験を元に、
ディレクターの年収・給料事情の実態を初心者でもわかりやすいように解説していきます!
前半では「テレビ制作会社で正社員として働くメリット・デメリット」
後半では「テレビ制作会社で派遣社員として働くメリット・デメリット」について紹介していきます。
テレビ業界で働こうか悩んでいる方は、ぜひ読んでみてくださいね!
【結論】ADとしておすすめの雇用体系は、テレビ制作会社に正社員雇用される事。
まず結論から、出世を最優先とするなら「正社員としてテレビ制作会社の所属するのが正解」です。
皆さんがテレビ業界を志す場合、ADになりたい!と言う方はおそらくほとんどいないと思います。
多くは「ディレクターやプロデューサーに進む為に嫌々やっている・・・」というのが本音でしょう。
ディレクターやプロデューサー業の経験がある自分から言うわせてもらうと、
ADを長くやっていても昇格した時に有利になるという事は断じてありません。
なぜなら、ADとディレクターやプロデューサーという仕事は全く別物だからです。
とはいっても、それはあくまで出世にこだわった場合。
次からはADとして働く上で正社員と派遣社員それぞれのメリットとデメリットを紹介していきます!
テレビ制作会社で正社員で働くメリット3つ
まずは、テレビ制作会社の正社員として働く上でのメリットを3つ紹介していきます!
テレビ業界で10年以上働いた経験をもとに長所をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください!
ポイント
テレビ制作会社で正社員として働くメリット
- 出世が早い
- 疑問や悩みを解決しやすい
- 給料面が派遣社員に比べて少し高い
メリット1:出世が早い
これは冒頭で話した通りですね。
会社としてもずっとADで働いてもらうより、早くディレクターやプロデューサーとして複数番組を持ってもらう方が売上的にも助かるので、
本人の気持ちがあるのはもちろん、会社の意向も働くので、派遣社員のADよりも比較的昇格は早くなります。
繰り返しになりますが、早くディレクターやプロデューサーとして出世したいなら制作会社の社員を選びましょう。
メリット2:疑問や悩みを解決しやすい
所属会社には若手〜ベテランまで幅広いADがいるので、
仕事上で困った事などが生じた場合、すぐに解決出来る事が大きなメリット。
又、会社によっては各スタッフ常駐先が違う事があっても、週に一度所属会社のADが集まってミーティングをする事があるので、
仕事の悩みや担当している番組の労働環境が良いか悪いかを客観的に見てもらいアドバイスをもらえるなど、
サポート面も充実しています。
メリット3:給料面が派遣社員に比べて少し高い
これは単純に、制作会社の正社員ADの場合だと、「テレビ局 → 制作会社 → 給料」となるのが、
「テレビ局 → 制作会社(派遣元) → 制作会社(派遣先) → 給料」
と、実際に給料をもらうまで「1社多くなる=中抜き」が生じ、どうしても給料が低くなる傾向になります。
テレビ制作会社で正社員で働くデメリット3つ
次に、テレビ制作会社の正社員として働く上でのデメリットを3つ紹介していきます!
良い部分と悪い部分、それぞれよく確かめてから正社員で働くかを検討してみてください!
ポイント
テレビ制作会社で正社員として働くデメリット
- 複数の番組を掛け持ちされる
- 突発的なロケや収録に参加させられる
- 好きな番組を担当出来るかわからない
デメリット1:ADでも複数の番組を掛け持ちさせられる
ADの仕事はかなり多方面かつ仕事量も多いので、基本的にはどの会社や番組も、「1AD=1番組」が基本です。
しかし、番組の改編期や特番が乱発される年末年始など、通常の放送回と違うオンエアが放送される場合、
その番組だけの為にADを新規採用する事が少ない為、必然的にレギュラー番組を担当しているADが駆り出されます。
会社によっては負担は増えても給料は一緒という契約もあるので注意が必要です。
デメリット2:突発的なロケや収録に参加させられる
テレビ業界は常に人手不足の為、担当ADが何らかの事情で現場を離れたとしても、すぐに補充が出来ません。
そうなると、同じ制作会社の社員ADが穴埋めによく利用されます。
場合によっては休日出勤という事もありえるので、入社する会社の社員の勤続年数などのチェックを事前にしておきましょう。
デメリット3:好きな番組を担当出来るかは制作会社次第
入社してすぐはADとして何の実力もないので、自分の好きな番組やジャンルに挑戦出来るかは「その時どの番組に欠員が生じているか」によって決まります。
「どうしても情報番組をやりたい!」
「どうしてもバラエティ番組をやりたい!」
と言う強い信念があるなら、必ず応募したいテレビ制作会社のホームページを見て、
手がけている番組が自分の好みに合っているかチェックが必要です。
テレビ制作会社で派遣社員として働くメリット3つ
今度は、テレビ制作会社の派遣社員として働く上でのメリットを3つ紹介していきます!
派遣社員ADとして働くメリットももちろんあるので、ぜひ参考にしてみてください!
ポイント
テレビ制作会社で派遣社員として働くメリット
- 自分の希望している番組にいきやすい
- 番組間の移動がしやすい
- 番組を複数掛け持っていると給料が上がりやすい
メリット1:自分の希望している番組にいきやすい
これが派遣社員としてADを始める最大のメリット。
せっかくテレビが好きでテレビ業界に入ったのに、入社した制作会社の都合で好きな番組を担当出来ないってかなり損じゃありませんか?
その点、派遣社員なら所属会社の人事とコミュニケーションを取り、もちろん全ての希望が叶うわけではありませんが、比較的自分の進みたい番組に行ける事が多いです。
「自分が好きな番組以外は絶対に仕事したくない!」と思っている人は特におすすめです。
メリット2:番組間の移動がしやすい
派遣社員の場合、常駐でその番組を担当するというよりかは、
「忙しい時だけこの番組を手伝って欲しい!」という助っ人要因で駆り出される事が多いので、
短期で番組を移るという事が容易に叶いやすいです。(とは言っても来週から移ります!とかは厳しいですが・・・)
少ない期間で多数の番組を経験したい人にも派遣社員は向いています。
メリット3:番組を複数掛け持っていると給料が上がりやすい
複数の番組を掛け持つとそれぞれの番組からお金が発生するので、正社員のADとは違い給料が高めになるケースがあります。
とは言っても、ベースの金額の2倍や3倍になるというわけではなく、だいたい+5万前後になる事が多いです。
テレビ制作会社で派遣社員として働くデメリット3つ
最後に、テレビ制作会社の派遣社員として働く上でのデメリットを3つ紹介していきます!
ポイント
テレビ制作会社で派遣社員として働くデメリット
- 出世が遅い
- 給料が安い
- 人間関係が希薄になりやすい
デメリット1:出世が遅い
番組を多数経験出来るのが派遣社員のメリットなのですが、その分1つの番組を長期に渡って担当出来ない事で、
ディレクターやプロデューサーの道のりが遠くなる傾向になります。
しかし、昇格する為には実力だけではなく運も重要なので、「たまたま配属されていた番組がディレクター不足で急遽チャンスが生まれた・・・」なんて事もあります。
本人に能力が備わっていれば十分にチャンスはあるので、努力し続ける事が大事です。
デメリット2:給料が安い
やはり、給料をもらう前に「派遣先の取り分」が生じる為、正社員ADに比べると少ない金額になる場合があります。
派遣型の会社に入社する場合、事前に給料の想定額を確認するなど、事前にチェックしておきましょう。
デメリット3:人間関係が希薄になりやすい
これも短期間で番組を移る事の多い派遣社員のデメリット。
長期間に渡って同じメンバーで仕事をする事が少ない為、人間関係を構築する事が向いていない人だと苦労する事になります。
コミュ力が低い人は、なるべく制作会社の正社員になる事をおすすめします。
正社員と派遣社員それぞれのメリット・デメリットを見極めて所属する会社を決めよう
自分がADを始める際に、どの部分を一番重視するかどうかで、正社員か契約社員
最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう!
ポイント
テレビ制作会社で正社員として働くメリット
- 出世が早い
- 疑問や悩みを解決しやすい
- 給料面が派遣社員に比べて少し高い
ポイント
テレビ制作会社で正社員として働くデメリット
- 出世が遅い
- 給料が安い
- 人間関係が希薄になりやすい
まとめると「給料や仕事量は増えても良いので、とにかく早くディレクターやプロデューサーになりたい!」
という人は正社員がおすすめ。
ポイント
テレビ制作会社で派遣社員として働くメリット
- 自分の希望している番組にいきやすい
- 番組間の移動がしやすい
- 番組を複数掛け持っていると給料が上がりやすい
ポイント
テレビ制作会社で派遣社員として働くデメリット
- 出世が遅い
- 給料が安い
- 人間関係が希薄になりやすい
まとめると「出世は遅くても良いので、とにかくお金や色んな番組で経験を積みたい!」
という人は派遣社員がおすすめ。
「テレビ業界に転職したい!」って方は、以下でおすすめの転職サイト&転職エージェントを紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
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