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【ADの年収・給料が安いのは昔の話】働き方改革により月30万以上可能

2020年9月1日

しゅんたむ
前職はフリーター、現在はテレビ業界へ転職し現役ディレクターとして働いているしゅんたむ(@likeit_all)です。(゚∀゚)シャキーン

こんな悩みを解決

  • テレビ業界への就職を考えているけど、 給料が心配
  • 昇給の仕組みを知りたい
  • 制作会社ADとテレビ局員ADとの給料の差は?

テレビ業界で10年以上働いている僕が実体験を元に、

ADの給料事情の実態を初心者でもわかりやすいように解説していきます!

前半では「制作会社に所属しているADの給料事情」

後半では「テレビ局に所属しているADの給料事情」について紹介していきます。

テレビ業界で働こうか悩んでいる方は、ぜひ読んでみてくださいね!

【事実】ディレクターよりもADの方が実は給料が高い

まずびっくりされると思いますが、

制作会社勤務(社員)の場合はディレクターよりもADの方が実は給料が高かったりします。笑

事実、こっそり同じ番組のADに給料を聞いたら、自分よりも1.5倍も高ったので間違いありません。泣

しかし、ADよりもディレクターの方が役職が上なのは皆さんも周知の通り。

なのになぜこのような逆転の現象が起こるのか? それには裁量労働制の有無”が関係しています。

裁量労働制ってどんな制度?

裁量労働制(さいりょうろうどうせい)とは、労働時間制度の1つで、労働時間を実労働時間ではなく一定の時間とみなす制度のことです。

大きな特徴としては、出退勤時間の制限が無くなり、実労働時間に応じた残業代は発生しません。また、同制度は全ての業種に適用できるものでもなく、適用対象は設計者や技術者など法律が認めた業種に限ります。

引用元:労働弁護士ナビ

この制度、適用される職業はが決まっているものの、一番の問題点は残業代が基本出ないという事。

テレビ業界で言うと、“専門業務型裁量労働制”という分類になり、

プロデューサーとディレクターのみが労働者の裁量に委ねる業種という判断をされます。

という事は・・・

  • プロデューサー・ディレクター=残業代無し
  • アシスタントディレクター(AD)=残業代有り

という結果になってしまいます。泣

基本給はさほどADもディレクターも変わりが無いので、残業代がある分ADの方がお金を稼げるという事なんです。

ADの給料はディレクターよりどのくらい高いの?

残業代を除く手取りのADとディレクターの給料の比較がこちら。

  • 手取り23万(ディレクター)※しゅんたむ
  • 手取り20万(AD)

ADとディレクターの手取り給料の差がたった3万円って悲しすぎないですか?笑

これにADの特権である残業代が加味されると・・・

  • 手取り23万(ディレクター)※しゅんたむ
  • 手取り20万+残業代15万(AD)=35万

なんと手取りで35万って、一般企業の係長や課長レベルですよね。笑

残業代だけで15万も支給されるだけあってとても過酷な番組でしたが、

それでも入社したてのAD1年目当時(23歳)で手取り30万オーバーはかなり夢があると思います!

テレビ業界に興味があり、お金もバリバリ稼ぎたいと思う方。ぜひADへ転職してみてはいかがでしょうか?

ADに残業代が支給されたのは働き方改革のおかげ

「残業代が支給されるのって当たり前じゃん!」と思っている方って多いと思うのですが、

つい最近までは残業代という制度は全く認知されていませんでした。

しかし、最近テレビ業界で働き方改革が実行され、それに伴い制作会社内の社員であるADも労働環境が変化。

具体的に変わった所を説明すると、

  • 上司(ディレクター・プロデューサー)は22時以降ADに連絡してはいけない
  • 残業する場合は必ず残業代が出る
  • 週に1回以上の休みを徹底
  • 編集などで1日以上拘束される場合は、基本的に交代制

などなど労働〜給料まであらゆる場面でADの地位が向上する事に。

今テレビ業界に転職するにhかなりお得と言えそうです!

テレビ局に入社したADの給料事情。

前半では、制作会社の社員ADでの給料事情について説明させていただきましたが、

ここからはテレビ局(キー局)社員の給料事情について解説していきます!

2019年に投稿された「年収チャンネル」TBSテレビのプロデューサーが登場!にて、

テレビ局員の給料事情の詳細がありました!

その内容を説明していくと・・・

業界歴1年目から年収700万円到達

なんとAD1年目から年収700万!!

ぶっ飛びすぎですよね。笑

社会人1年目から一般企業の部長クラスの年収をもらっているとは、さすがテレビ局の社員です。

ちなみに自分もTBSでバラエティ番組を担当していた事があり、

当時の局員ADからだいたいの年収を聞いていたので、語っている事は間違いないと思います。

2年目には大台の1000万台突破。

なんと、AD2年目には大台の年収1000万円と突破!

定年まで働いても年収1000万に到達しない会社員が大多数いるなか、わずか入社1年後には達成してしまうのがテレビ局の社員なんです。

しかし3年目以降の年収はそこまで伸びず

出演された方は30代でTBSを退職、最終的には年収1300万ほどの給料をもらっていたそうです。汗

しかし、2年目〜辞める9年目までは年収1000万前後の収入だったらしく、一度大台を通過するとそこまで給料は上がらないようでした。

年収のほとんどが残業代

テレビ局員の給料事情は、制作会社ADと同じようにほとんど残業代が大部分を占めており、

なんと割合は、年収の4割超!!

記事の前半部分で労働裁量性の話をしましたが、

テレビ局員にもなると役職関係無く一定の残業代が支給されるので、ディレクターやプロデューサー昇進後も高い年収を維持する事が可能。

うらやましい限りです。泣

令和時代のADは高収入・高待遇

ADの給料事情をまとめると以下の通り!

ココがポイント

  • 裁量労働制の適用外によりディレクターよりADの方が実は高収入
  • テレビ局の社員ADはどの役職でも残業代が加算される
  • 働き方改革の為給料面以外でも令和時代のADは高待遇

もし、「テレビが好きでそれを仕事にしたい!」と思える方は、まずはADから始めてみるのはいかがでしょうか?

昔に比べてかなり環境が改善されたので、ぜひおすすめ出来る職業です!

でわでわ

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